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2008年06月01日

お散歩コース

あまりにも天気がよいので、
バニウトロのお散歩コースをご紹介しようと
一人で散歩に出ました。

そして感じたのですが
ワンコを連れていると「お散歩」になるのに
一人でブラブラとこの田舎道を歩くのは
あやしい「不審者」に見える可能性大ですね。(汗)
畑を耕す人はいるけど、ウォーキングしてる人なんか
見たこともない地区ですし・・・・・。(^_^;)

この道は、自称「マイドッグラン」のグラウンドへ通じています。

田んぼ
小学校を横切りる坂から眺める田んぼ。

グラウンド
ここが自称「マイドッグラン」。
ここがほしい!と昔本気で思いましたっけ。

ここまで歩いて登ってくると約20~30分。
年をとってからのバニウトロは、着いたら走るどころか
もう涼しいダグアウトで休むだけでした。
私もですが。(笑)

田んぼ
グラウンドの前、水を張った田んぼ。

バニウトロが子供の頃、暑い日にやってくると
こうして水を張った田んぼにすぐ飛び込もうとするので
こちらもヒヤヒヤしました。

散歩道

のどかですね~。
家を出てすぐに、こんな道を散歩できるのは
田舎者の特権ですね。(笑)
通る車は軽トラックか耕運機ばかりです。

すみれ
同じ道を、バニウトロの視点でパシャリ。

バニウトロはまた違う風景を見ていたのでしょう。
花や虫は、私よりたくさん見つけていたに違いありません。

BOSSがこんな話をします。

「バニウトロの後ろを歩いていると、
リードがある時も、ない時も、バニウトロは
『ちゃんと後ろに、いてくれるかなぁ・・・』と
時々、後ろを振り返っては、私の姿を確認して、
安心すると、「ホッ」としたような笑顔を見せてから、
また前を向いて歩き出し、しばらくすると、また振り返り・・・。
そんなバニウトロの心の様子を思い出すと、
健気(けなげ)さと、愛おしさが蘇って来て
不意に涙がこぼれたりしてしまう。」

私もよく、先へ進むバニウトロの後ろで、わざと足を止めて、
「あれ?」と心配そうに後ろを振り返るのがおかしくて
何度もからかいながら歩いたことがありましたが、
そうしていたことが、つい、この間のことなのに
後ろを気にしながら一緒に歩いてくれていた
そのバニウトロは、もう、いません。

リードを持つ必要のない手も手持ち無沙汰ですが、
一人で散歩をするしかない私の心も、
ぽっかりと手持ち無沙汰のようです。

帰り道、すう~っと涼しい風がほほをなでました。

ああ、気持ちいいなあ。
バニウトロもこの風を顔に受けたら、
鼻先を少し上に向けて、目を細めながら喜んだだろうな。
でも、バニウトロはもうこの風をうけることはないんだ、
そう思ったら、またまたじわっと涙が出てきてしまいました。

困ったものです。

でも、「千の風になって」ではありませんが
今の風は、寂しそうに歩いている私を
心配したバニウトロだったのかもしれません。

そんなことを感じたら、さらに涙が・・・。

しかし、こんな道を一人で泣きながら歩いていては
更に怪しがられてしまいそうなので
空を見上げて、落ちそうな涙をこらえました。

そして、その顔にもう一度
やさしい風を感じながら思いました。

バニウトロには、本当に千の風のように
いつも近くで見守っていてほしいなぁ、と。

投稿者 utoro : 09:19 | コメント (11)

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